ジ・エベレストでカーインライジングが連覇に挑む 欧州では英チャンピオンズデー開催
今週末はオーストラリアとイギリスで計9競走のG1が開催される。オーストラリアでは前回の1着賞金が約7億3000万円に達するジ・エベレストをはじめとする大一番が組まれ、イギリスではアスコット競馬場を舞台に英チャンピオンズデーの5重賞が行われる。
オーストラリア:超高額賞金のスプリント戦ジ・エベレストなどG1が4競走
ランドウィック
ジ・エベレスト
前年覇者カーインライジングが単勝1.5倍の圧倒的支持
前年の勝ち馬でここまで海外通算24戦22勝のカーインライジングが、単勝1.5倍の1番人気に推されている。前走のChief Executive's Cup(G3)も制しており、手綱をとるZac Purton騎手はゲート11番に懸念はないとしつつ雨後の馬場状態を注視しているが、馬場はSoft 7へ回復した。2番人気にはG2を連勝中のテンプテッドが単勝4.5倍で続き、騎乗するChad Schofield騎手は王座撃破に自信を覗かせている。
キングチャールズ3世ステークス
13戦12勝のオータムグローと3連覇を狙うチェオルウルフが対決
通算13戦12勝で前走Seven Sunrise Stakes(G2)を勝ったオータムグローが、出走馬中トップのRPR138を記録して出走する。これを迎え撃つ前年の覇者チェオルウルフは同レース3連覇を目指しており、管理するJoseph Pride調教師は状況が整ったとして雨による馬場の悪化を歓迎する姿勢を示している。なお、出走を予定していたPride Of Jenniは脚の軽い感染症のため出走取消となった。
コーフィールド
コーフィールドカップ
前走G1制覇のコスミッククルセイダーが1番人気
前走のターンブルステークス(G1)を制したモーリス産駒のコスミッククルセイダーが、単勝5.5倍の1番人気に支持されている。鞍上のWilliam Pike騎手は大舞台での勝利に期待を寄せる。2番人気には前走ジオフレイフリーアステークス(G3)を勝って臨むワインダークシーが単勝13.0倍でつけ、英国から遠征したHarry Charlton調教師も状態の良さに太鼓判を押している。
1000ギニー
ララアンチポワとDe Armasが単勝4.3倍の1番人気で並ぶ
単勝4.3倍で1番人気を分け合う形となったのは、豪州初戦を迎えるララアンチポワと、前走フライトステークス(G1)で2着に入ったDe Armasの2頭である。ララアンチポワ陣営はピークの状態で臨めると自信を示しており、De Armasはコーフィールドでの調教を経て7番枠からレースを迎える。
イギリス:アスコット競馬場に強豪が集結する英チャンピオンズデー
アスコット
英チャンピオンステークス
前年勝ち馬カランダガンと最高RPRのオンブズマンが激突
前回の勝ち馬カランダガンが単勝3.0倍の1番人気に推され、連覇を目指して出走する。これに対し、出走馬中トップのRPR140を保持するオンブズマンが単勝3.3倍の2番人気で続き、管理するJohn & Thady Gosden陣営は馬場状態を見極めて臨む構えを見せている。
クイーンエリザベス2世ステークス
ジョエルステークス勝ち馬トークオブニューヨークが人気の中心
前走のジョエルステークス(G2)を制した3歳馬トークオブニューヨークが、単勝3.5倍の1番人気となった。2番人気にはジャックルマロワ賞(G1)を勝ち今季3つ目のG1タイトルを狙うライフが単勝4.5倍でつけ、世代トップクラスのマイル適性を誇る馬たちが顔を合わせる。
英チャンピオンズスプリントステークス
スプリントカップ覇者アルメラクが単勝2.0倍の圧倒的人気
前走のスプリントカップ(G1)を制したアルメラクが、単勝2.0倍と抜けた支持を集めている。2026年のG1・3勝目を目指す同馬は欧州短距離路線の中心的存在として注目を集めており、2番人気には単勝9.0倍で3歳馬Coppullが続いている。
ブリティッシュチャンピオンズロングディスタンスカップ
カドラン賞覇者カバーヨデマールと英セントレジャー馬ハイウェイマンが対戦
前走カドラン賞(G1)を勝利した長距離路線の実力馬カバーヨデマールが、単勝3.5倍の1番人気に支持された。2番人気には追加登録で参戦を決めたイギリスセントレジャー(G1)勝ち馬の3歳馬ハイウェイマンが単勝4.5倍でつけ、怪我による6週間の休養から復帰したDylan Browne McMonagle騎手が手綱をとる。
ブリティッシュ・チャンピオンズ・フィリーズ&メアズステークス
前年覇者カルパナが3連覇を目指して出走
前年の覇者カルパナが、同レース3連覇を目指してゲートに入る。管理するAndrew Balding調教師は今回が最後の出走となる可能性が高いことに触れつつ、偉業達成に向けて厳しい挑戦になると慎重な見方を示している。相手関係ではRPR132をマークしているミニーホークなどが名を連ねている。
その他:ビリー・ローナン騎手が最年少戴冠へ 米国の生産頭数推計も公表
Billy Loughnane騎手が100年以上の歴史で最年少となる英国のチャンピオンジョッキーの座を確定させた。また、The Jockey Clubは2027年の北米サラブレッド出生頭数について前年推計の17,000頭から16,500頭への減少を見込む統計を発表した。
米国ではSovereigntyとKnightsbridgeの2頭がブリーダーズカップを最後に現役を引退し、2027年からJonabell FarmのDarley種牡馬陣に加わることが明らかになった。一方、3月のチェルトナムフェスティバルで禁止薬物が検出された件について調査結果が公表され、規定違反によりFinal Demandの失格とWillie Mullins調教師への1,100ポンドの罰金が確定している。
なお、翌週の平日に開催が予定されている海外G1競走はない。