イッペイが萩ステークスを快勝、豊富な経験で世代上位の力を証明
チーム「のんびり競馬POG」の指名馬たちが、京都・東京の両競馬場で熱戦を繰り広げた。リステッド競走の制覇や新馬戦での好走など、来春のクラシック戦線を見据えた重要な一戦が相次ぎ、各オーナーの期待に応える走りが随所で見られた週末となった。
リステッド競走での明暗と新馬・未勝利勢の奮闘
京都のメイン競走、萩ステークス(LR)を制したのはリアルゴールド氏が指名するイッペイであった。人名に由来する同馬は、道中で力んだり内側にササる面を見せながらも、直線での伸び脚は一際目立つものであった。手綱を取った浜中俊騎手は、京都コースへの高い適性を連勝という結果で評価。キャリア6戦目という豊富な経験が馬の充実に繋がり、数を使われながら着実に力を付けている点に大きな成長の兆しが強調された。
同じく萩ステークスに挑んだきこり氏のブレイクガールは7着に敗れた。同馬はレース後、次走に向けて心身の立て直しを図るため、休養を目的とした放牧に出されている。早期の復帰と次なる飛躍が待たれるところだ。
京都のメイクデビュー京都(芝1800m)では、ドイツ語で革新を意味するノイエルング(べーやん氏、さとひで氏指名)が2着と好発進を決めた。C.ルメール騎手はスローペースにおける冷静な走行と、直線で見せた鋭い末脚を高く評価。「とてもいい脚だった」と振り返り、今後の距離延長に対しても前向きな見解を示しており、次戦での勝ち上がりに大きな期待がかかる。
東京の未勝利戦(芝1800m)に出走したサントシャペル(ドゥラメンテ氏指名)は、C.ルメール騎手とのコンビで逃げの手に出た。マイペースで逃げ粘り、2着を確保した走りは、1800mへの適性と機動力の高さを改めて証明した。また、東京の芝2000mで行われた未勝利戦では、ヴェルバーニア(マークン氏、おるへ氏指名)が3着に食い込んだ。鞍上の横山武史騎手はコース適性の高さを認め、手塚貴久調教師も放牧明けで馬体が芯から強くなっていると評価しており、勝利は目前と言える内容であった。
先週のポイント獲得を経て、チーム内の順位状況は上位から下位まで全オーナーが前週の順位を堅持した。首位のきこり氏が依然としてトップを走る中、萩ステークスを制した2位のリアルゴールド氏が1800ptを加算し、その差を詰めにかかっている。3位のおるへ氏から最下位のべーやん氏まで、着実にポイントを積み上げつつも順位変動には至らず、均衡した戦いが続いている。
有力馬たちが賞金を加算し、次なる大舞台への足場を固めた今週の戦い。放牧に出た馬の動向や、惜敗した素質馬たちの次走の選択が、今後のランキングに大きな影響を及ぼすことは間違いないだろう。各オーナーの戦略が試される秋の戦線から目が離せない。