「完璧」1.7億円馬キューティボンドが圧巻のデビュー勝ち 重賞でもフィリオソラーレが地力示す
3日間開催となった先週、チーム「浅野愛馬会」は大きな動きを見せた。京都の新馬戦で期待の良血馬が圧倒的な支持に応える快勝劇を披露したほか、東京の重賞サウジRCでも指名馬が上位争いを演じるなど、秋の主役候補たちが続々と名乗りを上げている。各オーナーの精鋭たちが、来春を見据えた重要な一戦を消化した。
重賞・新馬戦での躍進
およよオーナーのキューティボンドは10日の京都、芝1600mのメイクデビューに1番人気で出走。鞍上の川田将雅騎手が「完璧な進路取り」と評する騎乗で、見事に初戦を白星で飾った。福永祐一調教師も期待を寄せる素質馬であり、関係者からは「遅れてきた大物」「センスの塊」と絶賛の声が上がっている。全姉が果たせなかった期待を背負う立場として、今後はさらに大きな舞台を見据えたローテーションが組まれる方針だ。
10日の東京重賞サウジRC(芝1600m)では、なりすけオーナーのフィリオソラーレが1番人気に応え3着に食い込んだ。鞍上のルメール騎手は「前半に少し掛かってしまった」と道中の折り合いを課題に挙げつつも、ラスト300mの伸び脚を高く評価し、次走以降の巻き返しを約束した。一方、同レースに出走したぱちオーナーのデミアンは、出遅れが響き9着に敗退。ゲートの課題と距離延長への対応が今後の鍵となるだろう。
未勝利戦と新馬戦の奮闘
わたぬきオーナーのジャンゴッドは、10日の京都・未勝利戦(芝1800m)で2着と好走した。松若風馬騎手を背に、勝ち馬をマークする形で粘り強さを見せており、初勝利への確かな手応えを掴んでいる。また、11日の東京・メイクデビュー(芝2000m)では、としHIGEオーナーのソルフィーナが4着。鞍上の佐々木大輔騎手は、ゲートの不安定さを課題としつつも、1800mへの距離短縮でさらに持ち味を活かせる可能性に言及した。
おれ2オーナーのマルスレジーナは12日の東京・未勝利戦(芝1800m)で1番人気に支持されたが、直線での反応が鈍く5着に終わった。森一誠調教師は、本来の能力を発揮するための課題整理が必要と分析している。同オーナーのラニアケアも11日の新馬戦(芝2000m)で1番人気ながら、直線で進路がなくなる不利があり6着。詰まるまでの手応えや動き自体は良く、次走スムーズな競馬ができれば巻き返しは必至の情勢だ。
その他、11日の京都・新馬戦(芝2000m)に出走したseryaオーナーのジャスティンニースは6着、同日の東京・未勝利戦(芝1600m)に出走した矢島工務店オーナーのノーブルグランツは9着。12日の京都・新馬戦(ダ1800m)に出走したわたぬきオーナーのロータスピークは10着という結果であった。
メンバー順位の変動
先週のポイント加算を受け、上位陣に変動が生じている。おれ2オーナーが首位を堅持する一方、キューティボンドの勝利によりおよよオーナーが4位から3位に浮上。重賞3着のポイントを得たなりすけオーナーも5位から4位へと順位を上げた。これに伴い、ぱちオーナーは3位から5位に後退している。2位の矢島工務店オーナー、6位の北海帝王オーナー以下、11位のあおのりオーナーまでは前週の順位をキープした形だ。
今週見つかったゲートや折り合いといった課題を各馬がどう克服してくるか。次走で本来の輝きを取り戻せるかどうかが、今後の指名馬たちの成否を分けることになるだろう。