不愉快POG期間終了 圧倒的勝率できゃべつ氏が制覇 重賞勝ち馬続出の激戦に幕
2025年6月から1年にわたり繰り広げられた「不愉快POG」が2026年5月31日、日本ダービーの興奮と共に期間終了を迎えた。最終的にトップに立ったのは、期間を通じて驚異的な勝率を維持したきゃべつ氏であった。同氏はバステールやドリームコアといった重賞戦線の主役たちを揃え、総獲得ポイント34270ptという大記録を打ち立てた。グループ全体でもG2勝利やG1での好走が相次ぎ、ハイレベルな戦いとなった。
盤石の布陣で逃げ切ったきゃべつ氏 安定感のりくそう氏が猛追
最終順位は、1位きゃべつ氏、2位りくそう氏、3位r-suka氏、4位れそなんす氏、5位かずや氏となった。優勝したきゃべつ氏は、出走回数40回に対し勝利数13、勝率32.5%という他を圧倒する決定力を見せた。序盤から着実にポイントを積み上げ、終盤のG1戦線でも上位を確保し続けるなど、その戦略に隙はなかった。
2位のりくそう氏は23440ptを獲得。勝率こそ23.5%だが、指名馬10頭中8勝を挙げるなど、指名馬の選定能力の高さが光った。3位のr-suka氏はグループ最多となる53回の出走を記録し、数多くの実戦を通じてポイントを積み重ねた。4位のれそなんす氏は勝率23.1%と上位陣に劣らぬ戦績を残し、5位のかずや氏も30回の出走で8勝、勝率26.7%と少数精鋭の戦いぶりを見せた。中盤から終盤にかけて、各オーナーの指名馬が重賞の舞台で激突し、順位が目まぐるしく入れ替わるスリリングな展開が続いた。
G1・G2の舞台で躍動したスターホースたち
本期間中、最も多くのポイントを稼ぎ出したのはきゃべつ氏所有のバステール(父キタサンブラック)である。同馬は2026年3月のディープ記念(G2)を制覇し、最終戦の東京優駿(G1)でも3着に入るなど、13760ptを獲得して優勝の原動力となった。同じくきゃべつ氏のドリームコア(父キズナ)は、2月のクイーンC(G3)で重賞タイトルを手にし、5月の優駿牝馬(G1)でも2着に惜敗したものの、牝馬路線の主役として11940ptを積み上げた。
序盤から中盤にかけて勢いを見せたのは、りくそう氏のアスクエジンバラ(父リオンディーズ)だ。2025年8月のコスモス賞(OP)を快勝し、京都2歳S(G3)2着、ホープフルS(G1)3着、さらに年明けのスプリングS(G2)2着、皐月賞(G1)4着と、大舞台で常に掲示板を確保する堅実な走りを見せた。さらに、同氏のアウダーシア(父キズナ)はスプリングSを8番人気で制すという番狂わせを演じ、グループを大いに沸かせた。
r-suka氏のエコロレーヴ(父Tiz the Law)は、ダートのバイオレットS(OP)を含む3勝を挙げ、砂の路線で存在感を示した。れそなんす氏は、青葉賞(G2)でタイダルロックが2着、ブラックオリンピアが3着と、同一重賞に送り込んだ2頭が共に好走する快挙を成し遂げた。また、かずや氏のラディアントスター(父サトノアラジン)は京都新聞杯(G2)で3着に入り、終盤の逆転劇を予感させる活躍を見せた。
種牡馬傾向とオーナーの先見明
本年度のリーディングサイアー争いでは、前年度に続きキズナ、エピファネイア、キタサンブラックの3強が上位を占めた。本POGの活躍馬もこれら上位種牡馬の産駒が目立つ結果となった。その一方で、前年度のランキングで下位、あるいは圏外であった種牡馬から活躍馬を見出したオーナーのセンスも称賛に値する。
r-suka氏が指名したエコロレーヴの父Tiz the Lawや、かずや氏が指名したラディアントスターの父サトノアラジンなどは、主流血統とは異なるアプローチで着実にポイントを稼いでおり、指名眼の鋭さが伺える。また、りくそう氏が上位に送り込んだアスクエジンバラの父リオンディーズも、前年度8位から本年度も安定した成績を残しており、種牡馬の特性を熟知した選択であったと言える。
不愉快POG総括:ハイレベルな競演に感謝
「不愉快POG」の2025-2026シーズンは、まさに最後まで目の離せない展開となった。春のクラシック戦線では、複数のメンバーの指名馬が同じ重賞に出走し、凌ぎを削る場面が多々見られた。特に日本ダービーでのバステールの激走や、オークスでのドリームコアの粘りは、この一年間の戦いを象徴する名シーンであった。一頭一頭の指名馬に込められたオーナーの想いが、数々のドラマを生み出したことは疑いようがない。
メンバーの皆様、一年間にわたる熱き戦い、本当にお疲れ様でした。そして見事な戦略で頂点に立ったきゃべつオーナー、優勝おめでとうございます。