すわくろ氏の「三本の矢」が府中で躍動か、盤石の首位固めへ
2026年シーズンが開幕し、チーム「suwamekyo」の争いが熱を帯び始めている。今週末は、現在858ポイントを保持して首位に立つすわくろ氏が、期待の2歳馬3頭を続々とターフへ送り出す。いずれも血統、調教ともに申し分ない精鋭揃いであり、いまだポイントのない明鏡氏をさらに突き放す構えだ。開幕直後の重要な一戦、その仕上がりを詳報する。
名手ルメールを背に初陣 コナパームス
6月20日の東京5R、メイクデビュー東京(芝1600m)にて、名手C.ルメール騎手を背にコナパームスが待望の初陣を迎える。管理する森一誠調教師は「ここまで順調に調教を積めており、非常に良い仕上がり」と状態の良さに自信をのぞかせる。2歳馬ながら優れた馬っぷりを誇り、高い心肺機能を備えているのが最大の特徴だ。半姉には桜花賞2着のコナコーストがいる良血馬で、調教段階から関係者の評価は極めて高い。「長く良い脚を使うタイプ」という師の言葉通り、府中の直線でその真価を発揮する構えである。
父サリオスの血が騒ぐ タクティシアン
21日のメイクデビューを予定しているタクティシアンは、父サリオスの面影を強く残す期待の一頭だ。6月11日の美浦ウッドで行われた追い切りでは、6ハロン82秒1、ラスト1ハロン11秒3という圧巻の時計を叩き出し、順調な仕上がりを誇示している。森一誠調教師は「体形も気性も父によく似ている。筋肉質で俊敏な動きを見せている」と資質の高さを強調する。馬体重は470キロ前後とコンパクトながら、父譲りの優れた心肺機能が最大の武器となるだろう。穏やかで扱いやすい気性も実戦向きで、初戦からスピード全開の走りが期待される。
名牝の系譜を受け継ぐ ノドゥス
同じく21日のメイクデビューでデビューを果たすのが、血統背景に魅力が詰まったノドゥスである。半姉に2018年のフローラステークスを制したサトノワルキューレを持つ、クラシック路線を意識させる構成だ。6月18日時点で出走が確定しており、最終調整まで極めて順調に進んでいることが伝えられている。調教での動きは目を見張るものがあり、関係者からは「初戦から注目したい」と最大級の評価が与えられている。姉同様、長く脚を使えるスタミナと切れ味を兼ね備えていれば、初戦突破は射程圏内といえるだろう。
今週末はすわくろ氏による、いわば「新馬戦3連勝」を狙う布陣となった。現在、第1位のすわくろ氏(858ポイント)と第2位の明鏡氏(0ポイント)の間には大きな開きがあるが、この週末の結果次第では、その差は決定的なものになりかねない。特にルメール騎手を配したコナパームスをはじめ、各馬ともに陣営のトーンは高く、指名馬が稼ぎ出すポイントがチームの勢力図を大きく塗り替えることになりそうだ。