新種牡馬産駒が初陣飾る ベルウッドディープは重賞を見据えた進軍へ
2026年メイクデビューが本格化し、チームどようびPOGに所属する有力馬たちが続々と初陣を迎えた。今週は2頭の勝ち上がり馬が誕生したほか、惜敗した馬たちからも次走への期待を抱かせるコメントが相次いだ。世代の主導権争いが早くも熱を帯びている。
新馬戦快勝の2頭が世代を牽引
インカルナータ(あふげ氏所有)が、新種牡馬エフフォーリア産駒として見事な逃げ切り勝ちを収めた。鞍上の坂井瑠星騎手は「非常に性格が良く、早めにセーフティリードを取るイメージ通りに運べた」と、その操縦性と上がり時計の優秀さを絶賛。管理する西園翔太調教師も早い時期からの勝ち上がりに大きな手応えを感じている。今後はスピードを維持しつつ、よりタフな流れに対応できる体力の強化が目標となる。
シンヤ氏指名のベルウッドディープも、東京のメイクデビューを快勝した。三浦皇成騎手は馬群を割る勝負根性と一瞬の脚を高く評価し、「いいものを持っている」と能力に太鼓判を押している。室井潔調教師はマイル適性を確信しており、今後は一度放牧へ。秋には重賞のサウジアラビアロイヤルカップへの挑戦を視野に入れていることが明らかになった。
惜敗の有力馬たちも次走への収穫あり
湯月氏は2頭を送り出し、共に2着と健闘した。メアグローリアについて、川田将雅騎手は「まだまだ幼いが、これから良くなる」と将来性を強調。管理する斉藤崇史調教師もスピード能力を高く評価しており、次走以降の飛躍が確実視される。一方のアルテクィーンも、現状の精一杯の走りを見せた。今後は課題であるテンションの維持が鍵となるだろう。
かちく氏のオンユアマークスは3着に入線。武豊騎手は「精神面や身体面での幼さが目立つ」と指摘しつつも、将来性は十分と前向きな評価を与えた。松永幹夫調教師は調教で見せた鋭い決め手の片鱗を確認しており、実戦で明確になった課題を整理し、距離適性を含めた次の方針を決定する構えだ。
高額馬として注目されたダイナマイク(あふげ氏)は4着。鞍上の川田将雅騎手は「この先必ず良くなってくる馬」と成長待ちであることを強調した。さみだれ氏のユタライトは6着に敗れたが、C.ルメール騎手は「チークピーシーズを使用すれば集中して走れる」と具体的な改善策を提案しており、次走の変わり身に注目が集まる。
今回のポイント加算により、チームどようびPOGの順位に変動があった。さみだれ氏と湯月氏が1400ポイントで首位に並ぶ激戦となっている。3位には1勝を挙げたあふげ氏が900ポイントで浮上。同じく初勝利を手にしたシンヤ氏が780ポイントで4位へランクアップを果たした。中位・下位陣も着実に加点しており、今後の戦いはさらに白熱するだろう。
重賞挑戦を視野に入れたベルウッドディープを筆頭に、勝ち上がりを決めた各馬が秋にどのような成長を見せるか。また、敗れた馬たちも実戦経験を糧に次走での反撃を期している。各オーナーの戦略が試される次週の戦いからも目が離せない。