依田オーナー所有ニクスルーナが重賞制覇、チーム首位交代の激動
2026-2027シーズンの「チーム一汁一菜」は、先週の開催で重賞勝ち馬を含む5頭が勝ち名乗りを上げる空前の活況を呈した。特に依田オーナー指名馬の活躍が目覚ましく、一挙にポイントを積み上げてランキングは激変。クラシック戦線を見据える若駒たちが、各地でその素質を証明する形となった。
重賞制覇と新馬戦の勝ち名乗り
ニクスルーナはファンタジーSに出走し、課題のゲートを克服して重賞初制覇を飾った。岩田望来騎手は直線で内を突く冷静な進路取りを勝因に挙げ、荒削りながらも高い能力を強調している。同じく依田オーナー所有のハートノートは東京の未勝利戦を快勝した。「香水の主役」の名に相応しい存在感を見せ、C.デムーロ騎手は「完勝でした」と追い出しを待つ余裕すらあった能力の高さを絶賛している。
ロイヤルヴェイズは東京の新馬戦で高い勝負根性を発揮し、安武オーナーに待望の勝利をもたらした。道中は好位を確保し、直線で幼さを見せながらも押し切るスタミナを見せており、次走以降のさらなる向上が見込まれる。エクアトーレは東京の新馬戦を単勝1.4倍の支持に応えて制した。C.ルメール騎手はセンスの高さを評価し、田中博康調教師もクラシックを見据えた距離適性の幅に期待を寄せている。
未勝利戦の突破と上位入賞馬
ホウオウシュウは東京のダート未勝利戦で末脚を伸ばし、新井オーナーに勝利を届けた。本来は長距離向きのタイプでありながらマイル戦に対応した点は収穫で、将来的な上積みが期待される。小池オーナーのアドマイヤキングスは新馬戦でクビ差の2着と惜敗した。道中でリラックスした走りを見せており、先頭に立った際の物見など幼さを解消できれば次走の有力な勝ち候補となるだろう。
アントレピードは京都の新馬戦で3着に入着した。松山弘平騎手はスタートの速さを評価し、最後まで粘り強く踏ん張った内容を初戦としては合格点としている。ラニアケアは東京の未勝利戦で3着に敗れたものの、距離短縮が良い方向に作用した。次走は中山開催が有力視されており、さらなる前進が期待される。
テリオスブギは東京の未勝利戦で5着に入りポイントを加算した。戸崎圭太騎手は距離適性への対応に手応えを感じており、勝負どころでのひと押しが今後の課題となる。アセンシオンは京都のダート未勝利戦で大差の16着に終わり、巻き返しが急務となっている。
メンバー順位の変動と今後の展望
今週の結果を受け、依田オーナーが4位から一気に首位へと躍り出た。一方で、これまでトップを守っていた大川オーナーは2位へ後退。また、高橋オーナーが2位から3位、大橋オーナーが3位から4位、日高オーナーが5位から6位、小杉オーナーが6位から7位、岩田オーナーが10位から11位へとそれぞれ順位を下げた。一方で坂元オーナーは7位から5位へ、安武オーナーは11位から10位へと浮上している。新井オーナーは8位、小池オーナーは9位をそれぞれ堅持した。
重賞ウィナーが誕生し、チーム内の争いは一段と激化している。勝ち上がった馬たちの次走予定や、未勝利組の巻き返しが今後のポイント争いの鍵を握るだろう。