秋の東京・京都で逸材続々、取引価格で話題を集めた期待馬たちが初陣
チーム「打江小木」のPOG戦線は今週末、大きな転換点を迎える。東京・京都の両競馬場で計10頭の指名馬が出撃を予定しており、特に新馬戦には注目の素質馬が顔を揃えた。首位を走る木氏を、僅差で追う小氏が猛追する構図となっており、週末の結果次第では順位表が大きく動く可能性を秘めている。
東西で注目の新馬戦、素質馬たちがベールを脱ぐ
土曜東京6Rのメイクデビュー(芝1400m)では、江氏の指名馬ポッドコーディアが初陣を迎える。2025年セレクトセールにて1億6,500万円で落札されたコントレイル産駒であり、9月30日には美浦で時計を記録するなど順調な調整過程を示している。同レースには木氏のアルティマノヴァも参戦予定だ。父ジャンダルムの代表産駒としての期待がかかる一頭で、入厩後も順調な仕上がりを見せている。
土曜京都5R(芝1600m)では、木氏のレッドシーカーが松山弘平騎手とのコンビでデビューする。9月30日の最終追い切りでは併せ馬に先着し、池江泰寿調教師からも水準以上の脚力があると評価されている。土曜東京5R(芝1800m)に出走する江氏のヒシホライゾンは、1週前の抜群の動きが関係者の間で高評価を得ており、好状態で初戦に臨む格好だ。
日曜京都5R(芝2000m)には、セレクトセールにて4億1000万円で取引された小氏のジーティーギャングが登場する。デビューを2週間延ばして乗り込まれたことで、福永調教師も「操作性が高く乗りやすい。能力があるのは間違いない」と素質を高く評価している。
勝利を渇望する未勝利勢、上位騎手の手綱で初白星狙う
日曜東京3R(芝1800m)のダノンダックスは、田中博康調教師が「中間の気配は文句なし」と状態の良さを強調する。C.ルメール騎手との初コンビに向け、1週前には自己ベストを更新しており、初勝利への期待は大きい。同レースには距離を延長して挑む小氏のイニシャルポイントも出走を予定しており、小氏による上位独占も狙える布陣だ。
日曜京都2R(芝1600m)には、3億1900万円で取引された小氏のジャンゴッドが川田将雅騎手と共に復帰する。休養を経て馬体が逞しさを増しており、杉山晴紀調教師も精神的な成長を認めている。土曜京都2R(芝1800m)のレイデアルマスは、在厩での本数強化により上積みは十分との評価だ。土曜東京2R(ダ1600m)のホワイトフレアーは、サリオス産駒としてのダート適性の変化に注目が集まっている。
現在、首位の木氏と2位の小氏の差はわずか210ポイント。今週末は小氏が日曜に有力馬を固めて反撃体勢を整えており、逆転の好機を迎えている。一方で、合計4頭の新馬を送り出す木氏と江氏が、新馬戦の高い獲得ポイントでリードを広げるか、あるいは追い上げるか。各馬の走りがチーム順位を左右する、目の離せない週末となりそうだ。