チャリングクロスが町田特別を快勝、サガルマータと共に菊花賞へ名乗り
チーム「roots研究会」の指名馬たちが、秋の大舞台を見据えた重要な一戦で輝きを放った。先週は2勝クラスの特別戦を制した馬を筆頭に、計4頭が勝ち名乗りを上げる実り多き週末となった。特に長距離適性を示した素質馬たちの躍進は、今後の重賞戦線に大きな影響を与えることになりそうだ。
良血開花、チャリングクロスが連勝で2勝クラス突破
木川氏の指名馬チャリングクロスは20日の町田特別(2勝クラス)に出走。日本ダービー馬の全弟という良血が、スローペースの3番手から上がり最速タイの末脚を繰り出して押し切った。騎乗した戸崎圭太騎手は「これからが楽しみ」とその将来性を高く評価。かつて名馬も制した出世レースを快勝したことで、今後は秋の菊花賞を最大目標に据えて調整される方針である。
また、20日の1勝クラスでは吉田氏のサガルマータが勝利を収めた。道中のタイトな展開を我慢し、直線で見せた鋭い反応に川田将雅騎手も精神面の成長を称賛している。福永祐一調教師は、この厳しい展開での勝利が秋の大舞台への自信になると語り、同じく菊花賞を視野に入れる意向を示した。
高額馬ダノンアスコルティが待望の初勝利、ダノンプレサージュも連勝
未勝利戦では、吉村氏の指名馬でセレクトセール4億円の取引馬として注目されるダノンアスコルティが、C.ルメール騎手を背に逃げ切り勝ち。4戦目でようやく潜在能力を証明した。また、相原氏のダノンプレサージュも、前走で示したダート適性を再確認させる内容で初勝利。抜群の仕上がりを先行力に結びつけ、地力の高さを見せつけた。
上位入着馬の動向と次走への課題
泉氏のカルロットは未勝利戦で2着。ブリンカーの効果が継続しており、1400mへの適性も示唆された。クラス突破は目前といえる。1勝クラスで2着のダノンファンスター(吉村氏)は、馬場状態に苦しみながらも地力を見せたが、良馬場を望む声も上がっている。3着のコニーアイランド(相原氏)について、川田将雅騎手は「最後まで頑張り抜いた」と評価。今後はレースの疲れを癒やすために放牧に出され、秋の目標に向けて心身の安定を図る予定である。
一方、1勝クラスで期待を裏切る形となったモートンアイランド(吉村氏)は、精神的な繊細さが課題として残った。未勝利戦で大敗したコンティ(相原氏)はマイナス16キロの馬体重減が響いており、馬体の回復が急務。不利が重なったインタノン(中村氏)など、実力を発揮できなかった馬たちの立て直しにも注目したい。
メンバー間のポイント動向
今回の結果を受け、順位変動が激化している。首位を走る鈴木氏を、1万ポイントの大台に乗せた神田氏、中村氏、滝沢氏が追う展開。しかし、今週勝利を挙げた木川氏、吉田氏、吉村氏らが着実にポイントを積み上げ、中団争いも非常に高いレベルで拮抗している。
秋のクラシック最終戦である菊花賞を明確に目標とする有力馬が複数現れたことで、roots研究会の争いはより戦略的な局面へと突入する。次週も各陣営の動向から目が離せない。