秋の府中で火花散る 鈴木オーナーの首位固めか 吉田・相原両氏の反撃か
チーム「roots研究会」のPOG戦線は、秋の東京開催で大きな節目を迎えようとしている。今週末は、現在ポイント首位を独走する鈴木オーナーに対し、追撃の機会を伺う相原オーナー、そして最下位からの浮上を期す吉田オーナーがそれぞれ精鋭を送り出す。特に土曜日の東京では指名馬同士の直接対決も組まれており、上位陣の変動を占う重要な二日間となることは間違いない。
10月10日 東京:1勝クラスでの直接対決
10日の東京競馬場、1勝クラス(芝2000m)ではアローメタルとランブルスコが激突する。首位の鈴木オーナーが送り出すアローメタルは、その名の通り「矢」のような鋭さと「金属」の強さを期待される一頭だ。10月8日付の関係者情報によると、帰厩後の調教で動きの質が大幅に改善している。9月30日の美浦ウッドコースでは、重賞出走馬フィリオソラーレと併せ馬を行い、6ハロン82.1秒、終い11.6秒をマークして併入した。厩舎関係者からは「帰厩時から動きの質が大分良い」との声が上がっており、成長した姿での首位固めを狙う。
対する吉田オーナーの指名馬ランブルスコも、充実の秋を迎えている。10月7日に美浦ウッドコースで行われた追い切りでは、秋華賞出走予定のマスターソアラを相手に粘り強い動きを披露した。3頭併せの最内で半馬身の遅れはとったものの、6ハロン85.1秒、ラスト11.6秒と時計の内容は優秀である。蛯名正義調教師は「動きの質や中身は上がっている。やりたいことはできている」と手応えを口にする。前走後に496kgまで馬体を増やしており、休養を経てパワーアップした姿での反撃が期待される。
10月12日 東京:サレジオが上位進出を狙う
12日の月曜東京、1勝クラス(芝1600m)に出走するのは相原オーナー指名のサレジオだ。10月8日の美浦ウッドコースでは、秋華賞に挑むドリームコアを内から追走する形で併せ馬を消化した。6ハロン82.0秒、終い11.6秒という水準以上の時計を記録し、直線で強めに追われる意欲的な内容を見せている。管理する田中博康調教師は、併せた相手との比較から「前走から平行線」と慎重な評価に留めているが、格上馬を相手にしっかりと負荷をかけられた点は好材料と言える。現在2位の相原オーナーにとって、首位追撃に向けた負けられない一戦となる。
週末の見どころ
現在のポイント状況は、24,220ポイントを保持する鈴木オーナーが依然として優位に立っている。しかし、今週出走する3頭はいずれも重賞出走馬を相手に引けを取らない調教内容を消化しており、仕上がりは極めて高いレベルにある。特に土曜日の直接対決の結果は、鈴木オーナーが独走体制を築くか、あるいは吉田オーナーが反撃の狼煙を上げるか、今期の勢力図を大きく左右するポイントとなるだろう。各馬の成長と、東京の直線で見せる末脚に注目したい。