「月光」の輝き、初陣で示す。ルーメンルーナエ惜敗も大器の片鱗
秋の気配が深まる阪神競馬場にて、梶原兄オーナー指名のルーメンルーナエが待望のデビューを果たした。勝ち星こそ逃したものの、その走りは将来への期待を抱かせるに十分な内容であった。チーム・シン・カリーノ内の順位にも変動が生じており、熱を帯びる戦況を詳報する。
中内田・川田コンビの期待馬ルーメンルーナエ、2着惜敗も切れ味示す
9月12日の阪神競馬場第5レース、芝1600メートルのメイクデビューに出走したルーメンルーナエは、単勝1.9倍の圧倒的1番人気に支持された。レースでは道中に幼さを見せながらも、直線では鋭い切れ味の片鱗を披露。勝ち馬には1馬身半及ばず2着に敗れたものの、勝ちタイムとの差はわずか0.2秒であった。手綱を取った川田将雅騎手は「勝った馬が強かった」と認めつつ、「この経験が次につながる」と本馬のポテンシャルを前向きに評価している。
ラテン語で「月光」を意味する名を持つ本馬は、当初6月のデビューを予定していたが、歩様の乱れにより約3か月の大幅な遅れを余儀なくされていた。しかし、放牧を経て立て直された効果は大きく、直前の調教では栗東CWで6ハロン80秒5、ラスト1ハロン11秒4という好時計をマーク。中内田充正調教師も「間隔を空けた分の成長を感じる」と手応えを語っていた。実戦での走りは切れ味タイプとしての素質を証明しており、さらなる馬場の良化とともに、パフォーマンスの向上が確実視される次走に注目が集まる。
メンバー間のポイント争いでは、310ポイントを加算した梶原兄オーナーが合計2738ポイントに到達。先週末の4位から3位へと順位を上げた。一方、ポイントの上積みがなかったフッチーオーナーは4位へと後退している。上位陣は、7960ポイントを保持する三郎オーナーが首位を堅持。2位の嶋ちゃんオーナーも7477ポイントでその座をキープしている。
新勢力の台頭により、中位勢の争いが激化の様相を呈している。初勝利が目前に迫ったルーメンルーナエの次戦はもちろんのこと、首位独走を許さないライバルたちの巻き返しが期待される。秋のクラシック候補たちが次々と姿を現す今後の動向から目が離せない。