「エフフォーリアの血」開花、チェスティーノが新潟で圧勝劇
チーム「13race」の戦いが熱を帯びる中、8月最終週の競馬は新馬戦で輝きを放つ大器の登場に沸いた。上位陣の激しいポイント争いは続いており、今週の出走結果が順位表に新たな動きをもたらしている。各オーナーが期待を寄せる指名馬たちの戦いと、刻一刻と変わるチーム情勢を詳しく詳報する。
次走重賞へ、チェスティーノが圧巻のデビュー勝ち
ビアンコネロ氏所有のチェスティーノは30日の新潟メイクデビュー(芝1800m)に出走。単勝1.7倍という圧倒的支持に応え、見事な勝利を飾った。手綱を取ったルメール騎手は「好スタートから理想的なポジションを確保でき、終始スムーズな内容」と高く評価。直線で見せた自らハミを取って加速する勝負根性は特筆すべきもので、同騎手は「もう少し距離が延びても問題ない」とスタミナ面に太鼓判を押した。鹿戸調教師も父エフフォーリア譲りの素直さと操作性の高さを絶賛している。次走は東京スポーツ杯2歳ステークスなどの重賞進出を視野に入れており、クラシック路線への期待は高まる一方だ。
精神面が鍵も、イルリサットが初陣で2着確保
同日、札幌のメイクデビュー(芝1800m)に挑んだなる氏所有のイルリサットは、2番人気で2着に入線した。騎乗した横山武史騎手は、調教段階でのバランスの乱れから不安視していたが、実戦では「スローペースで脚を溜められたことが功を奏した」と分析した。一方で、精神面におけるテンションの高さが課題として浮き彫りになり、次走に向けては精神状態の安定と、追走ペースが速くなった際への対応が焦点となる。初戦としては上々の内容であり、今後の気性面の成長が待たれる。
断然人気のダノンキューブは出遅れに泣く
ジャルネ隊長氏の指名馬2頭は苦戦を強いられた。札幌の未勝利戦(芝1800m)に臨んだダノンキューブは、単勝1.1倍の断然人気を集めたが、スタートで大きく出遅れて4着に敗退。武豊騎手は「ゲート裏でのテンションの高さが悪い方に出た」と敗因を指摘した。また、中京の未勝利戦(芝2000m)に出走したレイデアルマスは、ブリンカー着用で臨むも道中で激しく掛かり、9着に沈んだ。両馬ともに気性面の課題が顕著となったが、血統背景からくる潜在能力への期待は依然として高く、次戦でのコントロールの向上が巻き返しの絶対条件となるだろう。
今週の順位変動では、新馬勝ちのポイントを加算したビアンコネロ氏が5位から4位へと浮上した。同様にポイントを得たなる氏も7位から6位へ順位を上げている。首位のミルコの涙氏、2位の地底人氏、3位の海援隊氏はそれぞれ現在の順位を堅持した。一方で、へぼちゃ氏は4位から5位へ、ジャルネ隊長氏は6位から7位へと後退する結果となった。
夏の新潟・札幌開催が終わりを迎え、次週からは秋の気配とともに舞台は中央へと戻る。重賞を視野に入れる逸材の登場により、チーム「13race」の覇権争いは今後さらに激化することが予想される。