世界初、フライトライン産駒が重賞制覇 ショウナンガレオン圧勝でしもなる氏が首位奪取
2026年9月第1週、チーム田中の指名馬たちが各地で躍動した。札幌では歴史的な重賞制覇が成し遂げられ、阪神では名牝の血を引く新星が輝きを放つなど、クラシック戦線へ向けた勢力図が大きく塗り替えられる週末となった。特に重賞勝ちを収めた馬の躍進により、メンバー間の順位にも大きな変動が生じている。
札幌2歳Sを圧勝、世界初の快挙達成
しもなる氏所有のショウナンガレオンが5日、札幌競馬場の札幌2歳S(G3・芝1800m)に出走。単勝1.1倍という圧倒的な支持を受ける中、道中2番手追走から直線で後続を1.0秒突き放す圧巻のパフォーマンスを披露した。鮫島克駿騎手は「大きなところを取れる馬」と将来のGI戦線を見据えた高い素質を認めている。加藤士津八調教師の管理のもと、世界初となるフライトライン産駒による重賞制覇の快挙を成し遂げた。この勝利により、暮れの二歳重賞や来年のクラシック戦線へ向けて視界は大きく広がっている。
阪神新馬戦で名牝の血が躍動
6日の阪神競馬場メイクデビュー(芝1800m)では、エメラルドアイル氏のリスグロワールが勝利を挙げた。D.レーン騎手は、自身が主戦を務めた母リスグラシューを彷彿とさせる勝負根性と鋭い反応を絶賛。管理する矢作芳人調教師は、来春を見据え、スタミナとパワーのバランスを整えるトレーニングを課す方針を示している。
同レースで2着となったのは、よこてっち氏のハートノート。松山弘平騎手は「半姉のスターアニスに近い資質を備えている」と称賛した。高野友和調教師は、今後は馬体を絞り込みながらしなやかな動きに鋭さを加える調整を行い、より確実なパフォーマンスを目指して次走の番組を厳選する方針であると語った。
トビーニン氏所有馬の現状と課題
トビーニン氏指名馬の2頭も出走を果たした。5日の中山競馬場メイクデビュー(芝2000m)に出走したルフトシュピールは、ゲートでの幼さを見せながらも後半の脚使いに能力の片鱗を示して4着。同日の阪神競馬場未勝利(芝1800m)では、国宝の名を冠するブックオブケルズが2着に入着した。西村淳也騎手はスムーズさを欠いた点を反省点に挙げ、高野友和調教師は仕上がりの甘さを指摘。課題である幼さの解消と粘りの強化が、次走での勝ち上がりの鍵となるだろう。
今回の結果を受け、メンバー順位に激震が走った。重賞制覇で3400ptを加算したしもなる氏が、先週の8位から一気に首位へ浮上。一方で、先週まで首位を守っていたないん氏は4位へ後退した。よこてっち氏は2位、トビーニン氏は3位をそれぞれ堅持。また、新馬勝ちを収めたエメラルドアイル氏は11位から9位へと順位を上げている。
重賞勝ち馬の出現により、チーム田中の戦いは新たな局面を迎えた。今後、各馬がどのようなローテーションで賞金を積み上げていくのか。次走が厳選される有力馬たちの動向から目が離せない。