安氏が怒濤の勢いで2位浮上、素質馬ヴァンクライらが躍動
2026年8月最終週、チーム「ほめゴロシ」の指名馬たちが各地で躍動した。札幌・新潟のメイクデビューで2頭が勝ち名乗りを上げたほか、中京の重賞でも賞金加算に成功。秋のクラシック戦線を見据えた精鋭たちが、そのポテンシャルの高さを見せつける週末となった。
新馬戦快勝の素質馬たち
札幌芝1800mのメイクデビューを制したのは、安氏所有のヴァンクライだ。鞍上の武豊騎手は、スタートののんびりした面を認めつつも「道中は非常に真面目な気性で理想的なリズム」と高く評価。直線で肩ムチ一発に反応した際のストライドの伸びを絶賛し、将来が楽しみな逸材として太鼓判を押した。須貝尚介調教師も、まだ幼さを残す現状でこれだけのパフォーマンスを見せたことに大きな伸びしろを感じている。今後の方針については、武豊騎手からの継続騎乗の希望を確認しつつ、馬の状態を最優先に考慮し、札幌2歳ステークスへの登録は見送る意向を示している。
新潟芝1800mのメイクデビューでは、仁氏の指名馬チェスティーノが1番人気に応えた。手綱を取ったルメール騎手は、好スタートからの理想的なポジション確保と加速時の勝負根性を称賛。「もう少し距離が延びても問題ない」とスタミナ面にも太鼓判を押した。鹿戸調教師も父エフフォーリア譲りの操作性の高さを絶賛しており、次走は東京スポーツ杯2歳ステークスなどの重賞進出を視野に調整が進められる見込みだ。
中京2歳Sでの激闘と課題
G3中京2歳Sには、安氏が2頭を送り込んだ。2着のシスキンブルームは、直線で狭い内を突き、ひるまずに粘る根性を披露。団野大成騎手は「勝ち馬とは枠の差だった」と振り返り、シスキン産駒らしいタフさを高く評価した。斉藤崇史調教師も「賞金を加算できたのは大きい」と秋の飛躍へ手応えを語っている。5着のサンタンジェロについて、西村淳也騎手は素質の高さを認めつつも現状の課題を指摘。須貝尚介調教師はジェンティルドンナの孫らしいフットワークの質を評価しており、次走以降のさらなる変化が期待されている。
同じく安氏指名のイルリサットは、札幌のメイクデビューで2着に入線。横山武史騎手は実戦での走りを評価しつつも、精神面の高ぶりを課題に挙げ、次走に向けては安定感が鍵になると分析した。一方、未勝利戦で9着に敗れたレイデアルマスは、ブリンカー着用により道中で激しく掛かる場面が見られ、気性面の成長が待たれる結果となった。
安氏が猛追、順位変動が激化
先週の結果を受け、チーム順位に大きな動きがあった。首位を堅持したのは仁氏で、合計4947ポイントまで伸ばしている。特筆すべきは安氏の躍進で、先週末に2830ポイントを荒稼ぎし、3位から2位へと浮上した。これに伴い、松氏は2位から3位へと一歩後退している。だ氏、友氏はそれぞれ4位、5位の順位をキープした。
今週は重賞での賞金加算や期待馬の勝ち上がりにより、上位陣の争いが一段と激化した。次走で重賞を見据える有力馬も現れており、各オーナーの戦略と指名馬の動向から今後も目が離せない。