WAVEPOG期間終了 中根オーナーが頂点へ、ダービー馬クロワデュノールと共に栄冠を掴む
2024年6月のメイクデビューから2025年6月の日本ダービーまで、約1年にわたり繰り広げられたWAVEPOGの全日程が終了した。今期は最終盤まで激しい上位争いが繰り広げられたが、最終的に中根氏が合計56,799ポイントを獲得し、全25名の頂点に立った。その中心を担ったのは、ホープフルステークスと日本ダービーのG1二冠を制したクロワデュノールであり、同馬の圧倒的な活躍が優勝の決定打となった。
高勝率と出走回数が明暗を分けた最終順位
最終結果は、中根氏が56,799ポイントで優勝。続く2位には35,566ポイントでスギウラ氏、3位には34,818ポイントで山田氏が入賞した。優勝した中根氏は勝率20.0%、10頭の指名馬で合計9勝を挙げ、大舞台での強さが光った。対して2位のスギウラ氏は、勝率24.5%という高い数値を記録し、最多となる12勝を挙げて最後まで首位を脅かした。3位の山田氏も勝率21.6%と安定感を見せ、終盤のクラシック戦線で大きな追い上げを見せている。
時系列で振り返ると、序盤はミノワ氏のサトノカルナバルが函館2歳ステークスを制し、かわせ氏のマジックサンズが札幌2歳ステークスを勝利するなど、各オーナーが着実にポイントを積み重ねる展開となった。中盤の12月、スギウラ氏のアルマヴェローチェが阪神ジュベナイルフィリーズを制覇。同日に中根氏のクロワデュノールがホープフルステークスを制したことで、上位陣の争いは一気に加速した。終盤の春シーズンでは、小宮山氏のエンブロイダリーが桜花賞を、いとう氏のカムニャックが優駿牝馬を制する逆転劇を見せたが、最終戦の日本ダービーを制した中根氏が逃げ切り、栄冠を手にした。
世代の主役たちが刻んだ輝かしい戦績
獲得本賞金順で今期を代表する活躍馬を振り返る。筆頭は中根氏所有のクロワデュノール(父キタサンブラック)である。東京スポーツ杯2歳ステークス、ホープフルステークス、そして東京優駿と重賞を連勝し、49,520ポイントという驚異的な記録を残した。同氏の指名馬では、フラワーカップ3着、白百合ステークス2着と健闘したゴーソーファーやセンツブラッドも勝負どころでポイントを支えた。
山田氏のマスカレードボールは、アイビーステークス、共同通信杯を制し、皐月賞3着、東京優駿2着と世代屈指の実力を示した。同じく山田氏所有のショウナンザナドゥもフィリーズレビューを制するなど、同オーナーのクラシックにおける躍進を支えた。
牝馬路線では、いとう氏のカムニャックがフローラステークスと優駿牝馬の連勝で21,220ポイントを獲得。また、スギウラ氏のアルマヴェローチェは、阪神ジュベナイルフィリーズ優勝、桜花賞2着、優駿牝馬2着と、牝馬三冠戦線で常に主役を演じ続けた。同オーナーは他にも新潟2歳ステークス覇者トータルクラリティを擁しており、指名馬の層の厚さが際立った。
また、小宮山氏のエンブロイダリーは桜花賞を制し、単独で19,527ポイントを稼ぎ出した。カメちゃん氏のショウヘイは京都新聞杯を制し、東京優駿でも3着と激走。これら重賞勝ち馬たちの活躍が、グループ全体のレベルを大きく引き上げた。
リーディングサイアーと戦略的指名の成果
本年度のリーディングサイアーを見ると、キズナが首位を堅持し、2位エピファネイア、3位キタサンブラックと続いた。活躍馬上位10頭のうち、キズナ産駒が3頭(マジックサンズ、エリキング、ショウナンザナドゥ)を占め、安定した強さを見せつけた。
新種牡馬の台頭も目覚ましく、5位に入ったサートゥルナーリア産駒からはショウヘイ(カメちゃん氏)が、11位のアドマイヤマーズ産駒からはエンブロイダリー(小宮山氏)がそれぞれG1級の活躍を見せた。これら新勢力をいち早く取り入れたオーナー陣の先見性は特筆に値する。
また、前年度リーディング順位が比較的低かった種牡馬から活躍馬を見出した采配も光った。前年24位のブラックタイド産駒からカムニャックを選出したいとう氏、同13位のハービンジャー産駒からアルマヴェローチェを抜擢したスギウラ氏の指名センスは、データに基づきつつも独自の相馬眼を証明した形となった。
結びに代えて
今期のWAVEPOGは、新種牡馬の躍進とクラシック戦線での激しい順位変動が印象的な1年であった。特に最終戦まで結果が分からない緊迫した展開は、参加した全オーナーの情熱の賜物といえる。各オーナーが心血を注いで選んだ指名馬たちの走りは、多くの感動を呼んだ。優勝を果たした中根オーナーに心からの祝辞を送るとともに、1年間にわたり熱戦を繰り広げた全メンバーの健闘を称えたい。皆様、大変お疲れ様でした。そしておめでとうございます。