初ダートで歴史的圧勝のウィンターブリーズ、阪神ではキングリアが新馬レコードを更新
2026年9月第3週、チームPOG横須賀2023の指名馬たちが東阪のターフとダートで躍動した。中山では初ダートで歴史的なパフォーマンスを披露した逸材が現れ、阪神では芝1800mの新馬戦で史上最速時計が記録されるなど、世代の勢力図を塗り替える一週間となった。
ダートの怪鳥誕生、レコードで圧勝のウィンターブリーズ
黒米氏指名のウィンターブリーズが、20日の中山未勝利戦(ダート1800m)で衝撃的な走りを見せた。スタートから2番手を確保すると、直線では後続を突き放し、従来のレコードを大幅に更新するタイムで快勝した。騎乗したC.ルメール騎手は「ずっと楽でしたし、能力があります。ダートで楽しみ」と興奮を隠さず、田中博康調教師は将来的な海外挑戦を示唆するほどの高評価を与えている。砂の舞台で覚醒したそのスピード能力は、間違いなく世代トップクラスと言えるだろう。
名門の血が騒ぐ、芝1800m戦で大器2頭が白星発進
21日の阪神新馬戦(芝1800m)では、大井氏が指名する「劇名」を由来に持つキングリアが勝利。阪神の同条件における新馬戦史上最速時計を記録した。川田将雅騎手は「両親に似て気難しいが能力はある」と評し、中内田充正調教師もセンスの良さを認めている。 また、19日の中山新馬戦(芝1800m)では、岡田氏指名の「神々の座所」を意味するプルヴィナルが勝利。C.ルメール騎手は「プロフェッショナルな走り」と能力を絶賛した。栗田徹調教師は、さらなる成長を促すため一度放牧に出し、秋後半の復帰を目指す方針を明かしている。
上位進出への明暗、敗戦の中にも光る収穫
オープン競走では、野路菊Sに出走した大井氏のジーティーサクラが、出遅れが響き3着に敗れた。北村友一騎手は道中の動きに反省の弁を残している。また、カンナSに出走したダイメイビッグボスは6着に終わった。 未勝利戦では山本氏のハートノートが2着。瞬発力の差に屈したが、高野友和調教師は中1週での状態強化を評価している。 一方で、重馬場となった中山の新馬戦では、宮内氏のナイトオブマース(8着)、ジュベルシャムス(6着)、山本氏のフェスタベラ(11着)が苦戦。いずれも馬場に脚を取られたことが要因と分析されており、良馬場での巻き返しが期待される。特にナイトオブマースについては、横山武史騎手が東京のような広いコースへの適性を強調した。
メンバー間の動向では、首位を走る黒米氏がポイントを加算し、その座を堅持した。斎藤氏、宮内氏、菅原氏もそれぞれ順位をキープしている。大きな変動があったのは中位層で、今週1210ポイントを獲得した大井氏が7位から5位へ浮上。対照的に、新倉氏は5位から7位へ後退した。山本氏、岡田氏はそれぞれ6位、8位の順位を維持している。
今後は、放牧に出されたプルヴィナルの秋の復帰プランや、広いコースでの巻き返しを期す新馬勢の動向に注目が集まる。ダートの超新星となったウィンターブリーズの次走プランについても、チーム全体が熱い視線を送ることになりそうだ。