中山の新馬戦で後藤・鈴木両氏の指名馬が連勝、首位攻防は激戦の様相
9月19日、20日の中山競馬場において、チームkcs2016の指名馬2頭がメイクデビューを制した。土曜、日曜と連日の勝利により、チーム内のランキングには大きな変動が生じている。秋の本格的なクラシック戦線を見据えた好素材が、初陣からその能力の片鱗を証明する結果となった。
圧倒的な加速を見せたプルヴィナル
9月19日の中山競馬、メイクデビュー中山(芝1800m)に登場したプルヴィナルが、1番人気の期待に応えて初陣を飾った。道中は非常に冷静な運びを見せ、直線では素晴らしい加速を見せて楽に抜け出した。騎乗したC.ルメール騎手は「非常に冷静でプロフェッショナルな走り。1800m以上の距離でも全く問題ない」とその能力を絶賛。管理する栗田徹調教師は、現状の馬体に緩さが残ることを認めつつも、「これだけの競馬ができるのは能力の証明」と評価を下した。今後は一度放牧に出して成長を促し、秋後半の復帰を目指す方針だ。神々の座所を意味する名を持つ同馬が、文字通り頂点へ向けて理想的な一歩を踏み出した。
重馬場を克服し勝負強さを見せたラプチュラス
翌20日、芝1600mのメイクデビュー中山に出走したラプチュラスが、2番人気に支持され見事な差し切り勝ちを収めた。重馬場という困難なコンディションの中、馬群の中でもノメることなく上手に立ち回り、最後は根性を見せて前を捉えきった。騎乗した津村明秀騎手は「まだバランスなどに課題を残している」としつつも、悪条件下での走りを高く評価。管理する西園翔太調教師は、好位から馬群を割る完璧なレース内容を「言うことない」と手放しで称賛した。大きな喜びを意味する名に違わぬ走りで、指名した鈴木オーナーに歓喜をもたらしている。
後藤氏が首位奪還、上位陣に大きな順位変動
今回の結果を受け、チーム内の順位は激しく入れ替わった。プルヴィナルの勝利で780ptを加算した後藤オーナーは、先週の2位から首位に浮上。また、ラプチュラスで同じく780ptを獲得した鈴木オーナーも先週の3位から2位に順位を上げている。一方で、先週まで首位を守っていた和島オーナーは、加算がなく3位へと後退した。4位の工藤オーナー、5位の渡辺オーナー、6位の菅谷オーナーはそれぞれ先週の順位を堅持。上位3名が僅差でひしめく、予断を許さない状況となっている。
今週勝ち上がった2頭は、共に関係者からの評価が極めて高く、今後の重賞戦線での活躍も期待される内容であった。特に次走を秋後半に据えるプルヴィナルの成長力は、今後の勢力図を占う上で重要な鍵となるだろう。混戦模様を呈してきたチームkcs2016の戦いは、ここからさらに熱を帯びていくことになりそうだ。