斎藤氏の指名馬イッソスが快勝、歴史的な勝利の地を象徴する鮮やかな初陣
先週末のチームPOG横須賀2023は、阪神と中山の各会場で計4頭の指名馬が出走した。中でも阪神の芝1400m戦でデビューを迎えたイッソスが期待通りの走りを見せ、メンバーに大きな勝ち星をもたらした。一方で、1番人気に支持されながらも惜敗を喫した馬や課題を露呈した馬も見受けられ、秋の深まりとともに各馬の明暗が分かれる週末となった。
重賞馬の弟イッソスが初陣を飾る
斎藤オーナーが指名するイッソスは9月5日の阪神競馬場、メイクデビュー(芝1400m)に出走した。歴史的な勝利の地をその名に冠する同馬は、2番人気に支持されると、好位から立ち回る優等生の競馬を披露して見事に優勝を飾った。手綱を取った西村淳也騎手は「内容に少し若いところは見せたが言うことのない優等生」と、そのセンスを高く評価している。石坂公一調教師も、重賞馬ショウヘイの半弟という血統背景に恥じない勝負根性を称賛しており、今後は距離の融通性も視野に入れつつ、更なる飛躍を目指す。780ptを加算した斎藤オーナーにとっては、上位追撃の大きな原動力となる一勝となった。
ハートノート、惜敗も桜花賞馬の姉に近い資質を証明
9月6日の阪神競馬場、メイクデビュー(芝1800m)では、山本オーナー期待のハートノートが1番人気で出走した。好位置での競馬を展開したが、最後は勝ち馬の瞬発力に屈して2着に敗れた。しかし、松山弘平騎手は「馬体の柔らかさやセンスは高く、半姉の桜花賞馬スターアニスに近い資質がある」と手応えを語り、実戦経験による上積みを強調している。高野友和調教師も「確かな手応えを得られる内容」と分析しており、今後は馬体の絞り込みを行いながら、持ち味のしなやかさに鋭さを加える調整を行う方針だ。次走は、より確実なパフォーマンスを目指して番組を厳選する予定である。
国宝の名を冠するブックオブケルズは未勝利戦2着
宮内オーナー指名のブックオブケルズは9月5日の阪神競馬場、未勝利(芝1800m)に出走。2番人気に支持されたが、道中で進路を切り替える場面があるなどスムーズさを欠き、1馬身3/4差の2着に終わった。西村淳也騎手は立ち回りの課題を指摘し、高野友和調教師も仕上がりに若干の甘さがあった可能性に言及している。レースで見せた幼さを解消し、終いの粘りを強化することが今後の最優先課題となるだろう。潜在能力の高さは疑いようがなく、次走での勝ち上がりに期待がかかる。
期待のインヴィディアは初陣で苦杯を喫す
9月5日の中山競馬場、メイクデビュー(芝2000m)に登場した岡田オーナーのインヴィディアは、単勝2.7倍の1番人気に推されたものの、9着と厳しい結果に終わった。騎乗した石橋脩騎手は、調教で感じた力強さを引き出そうと動かしにいったが、最後はギアが入らなかったと振り返っている。それでも上原佑紀調教師は、以前から評価している「高い潜在能力」を信じ、将来性に期待を寄せている。まずは心身の立て直しを図り、この敗戦を糧に巻き返しを図る段階にあるといえる。
メンバー間の順位動向については、今週780ptを獲得した斎藤オーナーが5848ptで2位をキープし、首位の黒米オーナーを猛追している。また、宮内オーナーが240pt、山本オーナーが310ptをそれぞれ加算したが、全メンバーにおいて順位の変動はなく、先週の序列が堅持される形となった。依然として黒米オーナーが7838ptで首位の座を堅持しており、後続がいかに差を詰めるかが焦点となっている。
今後は、勝ち上がりを決めた馬の昇級戦や、敗戦から課題を明確にした馬たちの次走が注目される。特に関係者から高い素質を認められたハートノートやブックオブケルズが、どの番組で初勝利を目指すのか、その動向から目が離せない。秋の番組編成が進む中、チームPOG横須賀2023の勢力図がどのように塗り替えられていくのか、次週の戦いも注視していく必要がある。