阪神に輝く「月光」と「炎」 チーム田中の反撃が今週末始まる
2026年シーズンの序盤戦、9月12日の阪神競馬場はチーム田中のメンバーにとって順位を大きく動かす重要な一日となる。メイクデビューを迎える期待の2頭に加え、驚異の末脚を持つ未勝利馬がスタンバイしており、各オーナーの期待は高まるばかりだ。現在のポイントランキングで上位を追う中堅・下位層が、ここでの勝利を足掛かりにトップ奪取への狼煙を上げる。
期待の良血馬が激突 阪神芝1600m新馬戦
阪神芝1600mのメイクデビューで最も注目を集めるのが、たーさんオーナー指名のルーメンルーナエである。ラテン語で「月光」の名を冠する同馬は、想定オッズでも1番人気が確実視される世代屈指の注目株だ。9月9日の最終追い切りは輸送を考慮して馬なりに留めたが、1週前には栗東CWで4ハロン56.2-13.1秒を計測し、着実に態勢を整えてきた。福永拓調教助手が「徐々に動けるようになってきた」と手応えを語れば、中内田充正調教師も「操縦性が高く、流れに乗ったレースを」と素質の高さに期待を寄せる。馬体重480~490kg台の雄大な馬体から繰り出される走りは、まさに新馬戦の王者にふさわしい輝きを放つだろう。
同じく新馬戦には、エメラルドアイルオーナーが送り出すルパドゥクールも名乗りを上げた。父モーリス、母ゴージャスランチという華やかな血統背景を持ち、9月9日の栗東トレセンでの調教でも軽快な動きを披露している。鞍上には岩田望来騎手を配し、宮廷料理の名を冠するに相応しい洗練された走りで初陣を飾る構えだ。同厩舎の有力馬との直接対決となるが、血統の魅力と仕上がりの良さで互角以上の戦いが期待される。ここで高ポイントを獲得し、現在9位からのジャンプアップを狙いたいところだ。
衝撃の末脚再び ショウナンバトレニが必勝を期す
阪神芝2000mの未勝利戦に出走するのは、こっすんオーナーの指名馬ショウナンバトレニである。9月7日の栗東坂路では、不良馬場をものともせず4ハロン55.4-12.3秒を強めでマークし、ラスト1ハロンの伸び脚は2歳馬として非常に優秀な時計と評価された。前走の中京芝2000mでは、ラスト2ハロンで10秒台を連発するという驚異的な瞬発力を披露しており、関係者の間では「順当に勝ち上がれる」と確信に近い声が上がっている。「炎の男」という馬名の由来通り、燃えるような闘志で直線の叩き合いを制し、待望の初勝利を掴み取る準備は万端だ。
週末の見どころとして、現在ポイントランキングで5位につけるこっすんオーナーが、この1勝で上位陣にどれほど肉薄できるかが焦点となる。一方で、11位のたーさんオーナーと9位のエメラルドアイルオーナーにとっては、配点の高い新馬戦での直接対決が浮上の鍵を握るだろう。独走する首位しもなるオーナーを追う勢力にとって、今週末の阪神での結果がチーム田中の勢力図を大きく塗り替える可能性を秘めている。