頂点狙う「神々の座所」プルヴィナル見参、野路菊Sのジーティーサクラにも注目
チーム馬仲間IFTCの戦いは中盤戦に差し掛かり、今週末は3日間開催に7頭が送り込まれる。オープン戦への挑戦や素質馬のデビューが重なり、上位陣の突き放しか、下位打線の反撃か、ランキングの変動を予感させる重要な一戦が続く。特に新馬戦とオープン特別は獲得ポイントが高く、各オーナーの期待は高まる一方である。
期待の素質馬がデビュー、新馬戦の展望
おりオーナーが送り出すプルヴィナルは、19日の中山芝1800メートル戦でデビューを迎える。母にクラシックで活躍したクルミナルを持つ良血で、「神々の座所」という名に相応しい大物感が漂う。先週の追い切りでは5ハロン65.7秒、終い11.2秒の好時計を叩き出し、併入する勝負根性を見せた。栗田調教師は「モーリス産駒らしくない軽い走り。ゆったりして自分を持っている」と適性の高さを強調しており、馬場状態さえ良ければ初戦から主役の座は揺るがないだろう。
21日の中山芝1600メートル戦では、首位を走るおーしまオーナーのナイトオブマースが初陣を飾る。美浦ウッドでの6ハロン84.4秒、終い11.6秒という時計は優秀で、坂路でも順調な調整が続く。津村明秀騎手は「操縦性がいい」と高く評価しており、実戦での立ち回りの上手さが期待される。林調教師もゴール後の余力を認めており、隙のない仕上がりで勝ち星を狙いにいく構えだ。
同じく21日の阪神芝1800メートル戦には、たかはしオーナー指名のキングリアが登場する。8月の入厩以来、メディアの注目を集め続けてきた有力馬であり、直近の調教でも評価を右肩上がりに高めている。血統背景から距離適性への不安もなく、ここを快勝して反撃の狼煙を上げたいところだ。
オープン挑戦と未勝利脱出への勝負気配
19日の阪神では、野路菊Sにま★★へオーナーのジーティーサクラが挑む。吉岡辰弥調教師は馬体重10キロ増と順調な成長を伝えており、実戦でのパワーアップが期待される。新馬戦で見せた上がり32.7秒の驚異的な末脚が、阪神の舞台でも爆発するかが見どころだ。田嶋助手は「通過点であってほしい」と強気な姿勢を見せており、重賞戦線へ名乗りを上げる一戦となるだろう。
20日の阪神、芝1800メートル戦にはおーしまオーナーのハートノートが出走する。前走は上がり最速の32.7秒で2着と、勝利まであと一歩の好内容であった。中1週の強行軍も「青写真通り」と陣営は冷静で、栗東坂路での追い切りもB評価と状態を維持している。首位固めを狙うオーナーにとって、ここは確実に決めておきたい一戦となる。
ダート替わりで必勝を期すのは、20日の中山に出走するたかはしオーナーのウィンターブリーズだ。芝での惜敗が続いているが、周囲からは「ダートなら勝ち上がり濃厚」と適性を高く評価する声が上がっている。砂の上での一変に期待がかかる。一方、21日の阪神にはさとぅオーナーのジーティーハルカゼが登場する。初戦は時計面で苦戦したが、在厩調整でどこまで良化しているかが鍵となるだろう。
今週末の結果は、トップを走るおーしまオーナーと、猛追するおりオーナーの差を分ける大きなターニングポイントになりそうだ。また、高額配当が期待される野路菊Sの結果次第では、中堅層の順位も激しく入れ替わる可能性がある。各馬の適性と陣営の言葉を信じ、週末の決着を見守りたい。