快活な逃げ切り劇!ガリアルダがオークスへの道を切り拓く
チーム「NWPOG」は先週末、阪神と中山で計6頭が実戦に挑んだ。阪神の未勝利戦では、フランスの舞曲に名を由来する牝馬が圧巻の逃げ切り勝ちを収め、メンバー間のポイント争いに火をつけた。一方で、道悪や精神面の課題を露呈する馬も見受けられ、秋のクラシック戦線を見据えた各馬の現在地が浮き彫りとなった週末となった。
ガリアルダが独走で初勝利、リサナウトは道悪に泣く
未勝利(阪神・芝2000m)に出走したガリアルダは、ハナを奪うとそのまま自分のリズムを守り抜き、見事な逃げ切りで初勝利を挙げた。手綱を取った北村友一騎手は、後続に脚を使わせるスタミナ勝負に持ち込んだ自らの騎乗を評価しつつ、馬の豊かなスタミナを絶賛した。上村洋行調教師も距離延長がプラスに働いたとの見解を示している。今後はオークスを最終目標に据える方針だが、阪神ジュベナイルフィリーズや桜花賞といったマイル路線への挑戦も検討される。重馬場に近いコンディションでレコードに迫る好タイムを記録した走りは、まさに「快活で優雅な」名前通りの輝きを放っていた。
中山のサフラン賞(1勝クラス・芝1600m)に挑んだUE娘AnNAオーナーの2頭は、悔しい結果に終わった。1番人気に支持されたリサナウトは、稍重の馬場で力んで走り、エネルギーをロスしたことが響いて2着。C.ルメール騎手は「一生懸命に走りすぎた」と道悪の影響を敗因に挙げた。4着のリリカルフレアは精神面の課題を露呈し、戸崎圭太騎手はゲート前後の落ち着きのなさを指摘した。ただ、両馬ともに馬体の成長やセンスの良さは評価されており、次戦での巻き返しが期待される。
ジョドレルバンクは3着、ダイナマイクは完成度に課題
オープン戦の芙蓉S(中山・芝2000m)に参戦したジョドレルバンクは、1番人気の期待を背負ったが3着に敗れた。戸崎圭太騎手は「現状はまだ体に緩さが残っている」と分析し、重馬場により3・4コーナーで走りがバラついた点を課題に挙げた。素質の高さは認めつつも、本来の力を発揮するにはより乾いた馬場が必要との評価を下している。
阪神の未勝利(芝2000m)に出走したダイナマイクは4着となった。道中で捲り気味に進出する能力の片鱗を見せたものの、最後は脚色が衰えた。川田将雅騎手は「肉体的な完成度がまだ必要」と語っており、本格化にはさらなる乗り込みが必要なようだ。また、阪神のメイクデビュー(芝1400m)で初陣を飾ったエターナルバラードは、1番人気に支持されるも8着に沈んだ。まずは実戦経験を糧とした次走の変わり身に注目したい。
オーナー間の順位動向
最新のポイント状況では、カミノゴッドHDオーナーがジョドレルバンクの3着入線などで首位を堅持した。2位のUE娘AnNAオーナーは、ガリアルダの勝利など計3頭の入着で1220ポイントという大量加算に成功したが、順位は2位をキープしている。3位のGⅠ量産TANTAKA牧場オーナー、4位のてんちゃんは稼ぎたいオーナー、5位の想定内すぎて滅オーナー、6位のナカリス・ニシイルオーナーについても、それぞれ先週時点の順位を堅持する形となった。
今週は勝利を挙げた馬だけでなく、敗れながらも課題が明確になった馬が多い一週間であった。特にガリアルダのようなスタミナタイプの台頭は、今後の長距離路線を見据える上で大きな収穫と言える。各オーナーともに、次走での適性判断とポイント加算に一層の熱が入ることだろう。